したたかに体の中に注ぎ込んだアルコールのせいかもしれないが、
かなり昔、ベニヤ板にこれでもかとばかりに書きなぐった向日葵を
みていた友人が突然、男ってさ、所詮向日葵なんだよな。
女神(太陽)が姿を現すと、ずっと姿を追い続け、時がくれば種を
ばらまいて果ててしまう。
そんなもんなんだよ。
アルコールの船でゆらゆら揺られながら、つぶやき続け
当人はそのまま潰れてしまった。
当時は潰れてしまった友人の言葉なんてすぐに忘れてしまったし
当人も覚えてなかったが、向日葵が顔を見せる季節なると
思い出してしまう。
友人も別に名台詞を吐こうなんて考えてなかったはずだけど、
不思議と今でもはっきり覚える。
最近カレンダーの写真やテレビ映像以外で向日葵を見かけないのが
残念だ。
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