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大好きなもの達や過去の記憶の断片達
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久しぶりにの話を。

ずいぶん前に買って、何度も読み返した本の背表紙を見て、
久しぶりに手にとって読み返してみた。

1冊は「淋しい狩人」 宮部みゆき著

古書専門店の話だ。

この店に来る客と店主、そして店主の孫が古書にかかわる事件、
問題を解決していくミステリー仕立ての作品だ。

派手な話じゃないが、丁寧に話が作られていて落ち着いて
読むことが出来る佳作だと思う。

次は「ビブリア古書堂の事件手帖」 三上延著

この作品は現在も続いていて、新作が出る度に手に入れて
読んでいる。

本にまつわる謎やミステリーを女性店主が解決していく
話なのだが、本を読めない体質の店員がなんだかなぁという
存在なのも面白い。

コミックにもなっていたので小説を読んでない人もタイトルと
あらすじは知っているかもしれない。

これらの本を読むと、古書店に行ってみたくなるが悲しいことに
近所に古書店は無い。

しかも、個人経営の書店も無くなってしまった。

時代の流れといってしまえばそれまでだが地方都市の現状は、
書店好きの身には少し淋しい気持ちでやりきれなくなる。

現在、欲しい本は大きなブックセンターやショッピングモールの
中にある書店、またはネットで注文することになるのだが、
これらの存在が近所の書店古書店を潰すきっかけだ思うと、
また複雑な心境になる。

小さな書店古書店は、店主の趣味や考え方で本の並びや
置いてある本の傾向が違ってくるので、店に行くだけで
楽しかったんだがなぁ。
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