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大好きなもの達や過去の記憶の断片達
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今日はかかりつけの医者のところへ
薬を受け取りに行った。
昨日総合病院で注射の処方箋を
受け取っていたので一緒に貰うことにしていた。

帰宅は昼過ぎになったため
昼食は軽く済まそうと思い、「おにぎり」を
作ってくれるよう頼んでおいた。

帰宅し、いざ「おにぎり」を食べ始めた頃
思い出したことがある。

数年前から「おにぎり」という言葉で
思い出してしまうようになった悲しい事件。

どのくらい前になるのかはっきりと思い出せないが
新聞に老人孤独死の記事が載っていた。

死因は餓死。

新聞の伝えるところによると
亡くなった老人の枕元にあった一冊のノートに
「おにぎりが食べたい」と書かれてあったそうだ。

この記事を読んだ当時、涙が止まらなかったことを
今でも覚えている。

この文章を書いている今も、思い出してまい
涙が止まらない。

・・・・・・

後日の記事で、役所が生活保護の申請に行った
この老人を、申請自体受け付けずに
追い返していたことが分かったと書かれていた。

当時、生活保護の申請を受け付けない事が
役所の中で暗黙の了解になっていたらしい。

・・・・・・

この事件が報道されたことがきっかけで
対応が180度変わったと聞かされた。

報道されていなければ、この老人と同じ
門前払いという目に合わされた餓死者が、
ただの老人の孤独死として処理されていたのだろうか。

他人事ながら、怒りと悲しみが押し寄せてきて
やっぱり涙が止まらない。

・・・・・・・

今普通に「おにぎり」を食べることの出来る
自分の幸せに感謝している。

ただ「おにぎり」という言葉についてまわる
悲しさだけは、自分が死の淵に立つまで
きっと忘れないだろう。

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